5月期MGP結果発表!!

発掘! ビンビンな感性を備えた11人の新たな才能!! 多くの応募作から選ばれた佳作3本・奨励賞8本

佳作 賞金30万円GET!!

ココロボット
ココロボット

つばさんた(20)56P

人間とロボットの友情物語。そう書くと陳腐に聞こえるかもしれませんが、この作品は「一見陳腐に見えがちなものを陳腐に見せない」工夫を感じます。その工夫はロボットのキャラクター。つばさんたさんなりの独創的なロボ像が描かれていました。何を描いても良いキャラを生み出せるんだろうと思います。ヒロインも生き生きとしていて才能が輝いていました。画面構成も上手です。終盤のイベントはやや唐突な印象を受けましたがそれは些末なこと。早く連載が読みたい!

7 キャラクター 8
ストーリー 4 構図・コマ割り 5
独創性 6 合計 30

この作品は公式アプリ『マガポケ』で読めます

今日の負けは悔しくて、たまらなく悔しくて。
今日の負けは悔しくて、たまらなく悔しくて。

町田 大旗(22)50P

“なんとなく”剣道を続けているやる気のない主人公は、同じ部活の仲間が必死に努力を続けている姿を見て少しずつ変化していく。諦めを抱いた主人公が徐々に熱くなっていく……という展開自体はよくあるものだけど、その心の揺らぎと変化の過程が、父親やライバルとの関わりの中でとても良く描けています。思春期の微妙な空気感を画面に表現できているのも素晴らしかった。面や道場など、作画が大変な剣道を題材に挑んだ心意気も評価したいポイントです!

5 キャラクター 7
ストーリー 5 構図・コマ割り 4
独創性 5 合計 26

この作品は公式アプリ『マガポケ』で読めます 

ZOMBIE☆LIFE
ZOMBIE☆LIFE

雪葉奏(24)43P

「ゾンビにはゾンビの生き方がある。」新しい角度から描かれたゾンビ漫画! ゾンビになったはずのヒロインが、人間としての感動を取り戻していくという矛盾をエンタメとして上手に描けていました。登場するゾンビたちも個性が強く、最後まで楽しく読むことができました。非常に完成度の高い良作だと思いました。ただラストのバトル展開は、敵キャラにもう一工夫あっても良かったかもしれません。ゾンビ側が魅力的な分、平凡に感じてしまったのがもったいなかった。

4 キャラクター 7
ストーリー 6 構図・コマ割り 4
独創性 5 合計 26

この作品は公式アプリ『マガポケ』で読めます

奨励賞 賞金5万円GET!!

FLY
FLY

広山ナカト(26)52P

“空を飛びたい”という女の子を手伝うことになった主人公。しかし、彼女の夢には隠された理由があった……。見やすい絵柄で、とても爽やかで読後感の良い作品でした。主人公とヒロインの関係性がハマっていれば更に良かったと思います。

6 キャラクター 6
ストーリー 3 構図・コマ割り 4
独創性 4 合計 23
拉麺シンドローム?!
拉麺シンドローム?!

小林 鮎(18)16P

粘りに粘って弟子入りを許されたラーメン店。秘密の隠し味は……なんと人肉。短いページ数でよく展開させてます。ただ“衝撃の展開”は単に驚かせるだけでは意味がありません。読者が気持ちいい・面白いと感じられるものを目指しましょう。

6 キャラクター 2
ストーリー 3 構図・コマ割り 6
独創性 3 合計 20
タカラジャン!
タカラジャン!

冬藤実(22)45P

二名の男性が宝塚歌劇の世界で奮闘する物語。全編にわたって作家性が炸裂しています。演出の華やかさも好印象でした。主人公が抱える課題が不明瞭だったことと、そこにも関連する主人公の存在感の希薄さが次の課題です。

5 キャラクター 2
ストーリー 2 構図・コマ割り 5
独創性 7 合計 21
雨降るときに
雨降るときに

makaje(24)48P

好きなものにはとことん真っ直ぐなヒロインが魅力的。セリフの切れ味も抜群。好感度の高い読み切りでした。ただもう少し展開を詰めて、テンポ良く読ませる工夫がほしかったです。構成力の向上を目指してみてください!

4 キャラクター 6
ストーリー 3 構図・コマ割り 3
独創性 4 合計 20
15歳の夢
15歳の夢

滝澤(16)50P

進路に悩む中学生の心情を丁寧に描けています。暗くなりがちな題材なのに最後まで爽やかな読み味。構成の巧みさも16歳が描いたとは思えない完成度です。もっとバイオリンに対する熱を描けたら更に良かったと思います。

3 キャラクター 5
ストーリー 7 構図・コマ割り 4
独創性 3 合計 22
鉄の涙
鉄の涙

永本 優友(21)38P

まず、女子高生たちの細かな仕草やセリフの描き方が素晴らしいと思いました。ストーリーにもしっかりとオチを付け、かつメッセージ性も込められていました。登場人物の表情や細部の絵が上達すれば、もっと上が狙えると思います。

4 キャラクター 6
ストーリー 6 構図・コマ割り 5
独創性 3 合計 24
APOLO
APOLO

菅谷 天音(21)35P

腕利きの殺し屋をめぐる物語。洒脱なセリフ回しにセンスを感じました。スキあらばギャグを入れる姿勢も良いです。読者にやや頭を使わせてしまうキャラ設定と、淡泊な画面構成は今後の課題。粘りのある作品が読みたいです。

2 キャラクター 7
ストーリー 2 構図・コマ割り 6
独創性 3 合計 20
プエルの審判
プエルの審判

Ryokassy(19)40P

姫を誘拐した罪で裁判にかけられる男の過去を巡る人間ドラマ。世界観や展開に独特の美学を感じました。何かすごく美しいイメージがありそうだけど、それを表現しきる力がまだ備わってない雰囲気。次回作が楽しみです。

3 キャラクター 3
ストーリー 5 構図・コマ割り 5
独創性 5 合計 21